プラセンタ療法
「歯周病の進行を抑える」「ホルモンバランスを整える」など、様々な効果があると言われるプラセンタ療法。当院ではお口の健康のため、またアンチエイジングのためなど、患者様のニーズに合わせて治療を行っています。
プラセンタ療法について
プラセンタとは
プラセンタとは胎盤のことで、母親のお腹の中の胎児へ栄養分を供給したり、毒物の進入を防ぐ免疫機能の役割があります。このエキスを体内に注入することにより、全身の細胞が活性化されるため、自然治癒力を高める自然薬として注目を浴びています。
歯科におけるプラセンタについて
もともと肝炎の薬として厚生労働省から認可をうけていたプラセンタが、歯や口腔分野に応用できることは臨床実験によって立証されています。実験の内容は、歯周病、歯肉炎、歯槽膿漏、顎関節症、アフタ性口内炎などに悩む約800人にプラセンタ注射が行われ、その結果、75 %以上の患者様に有効であったという報告がされています。
プラセンタ療法の効果 ~歯科~
歯科治療におけるプラセンタの効果は主に3つあります。
歯周病予防
人の骨は通常、骨形成(新しい骨が作り出される仕組み)と骨吸収(古くなった骨が破壊されること)がバランスよく繰り返し行われています。このバランスが崩れてしまい、骨吸収のみが進行し、歯肉が下がって歯がグラグラしてくることを歯周病といいます。この歯周病はそのまま放っておくと歯が抜けてしまう可能性があります。歯周病の進行を抑え、良い状態に保つ治療法のひとつとして当院ではプラセンタ療法を取り入れています。
口内炎の改善
疲れが溜まり、ホルモンバランスが崩れることで、口内炎が出来てしまった方にもプラセンタ療法をおすすめしています。プラセンタ療法を行うことで今ある口内炎の改善に加え、口内炎ができにくい体質に改善していきます。
顎関節症の改善
顎の関節がカクカク鳴る、口の開閉で痛みがある、開きづらいなどといった顎関節症の症状でお困りの方が年々増加しています。細胞の再生をサポートするプラセンタの力でこのような症状を軽減することができます。
プラセンタ療法の効果 ~その他~
歯科治療の他に、体質改善や美肌効果もあります。
抗酸化作用
老化の原因である活性酸素の働きを阻害します。
抗アレルギー作用
花粉症、アトピー性皮膚炎などの体質改善が期待できます。
血行改善作用
血行改善作用により、肩こり、腰痛、冷え性が軽減します。
抗疲労作用
疲れにくくなる、疲労から早く回復できるという作用があります。
自然治癒力を高める
免疫力、自然治癒力を高め、細胞を活性化します。
肝細胞再生作用
肝細胞増殖因子が働き、肝細胞の増殖を促します。肝細胞が増えれば、代謝・解毒・排泄の全身機能を改善することが期待できます。
創傷治癒促進作用
やけど、ケロイド、傷口の早期治癒が期待できます。
美肌効果
血液やリンパの流れを促し、皮膚のコラーゲンを増やします。保湿、美肌効果があり、美白、しみ、しわ、肌荒れ、にきび、皮膚の老化防止などに効果があります。
当院での治療法
成分について
プラセンタはブタなどの人間以外から成分を抽出したものも市販されておりますが、当院では人由来にこだわり、ヒト胎盤由来成分のものを使用しております(使用薬剤:ラエンネック)。
用法・用量について
通常、成人1回2ml(ミリリットル)を皮下・筋肉・歯肉に注射します。症状により初めは週に1~2回を目安に行います。
治療の流れ
治療費
項目 | 料金 | |
---|---|---|
プラセンタ注射 |
1アンプル | 1,500円(税別) |
2アンプル | 2,000円(税別) |
プラセンタ注射についての同意書
プラセンタ療法を受けるには下記の同意書が必要となります。